ついにその日が来た!
予定していた期日に間に合わせることができた。
最終的に納得がいく形に完成したのは今朝。
しかし、途中途中でテストを繰り返して進めてきたので、不安はない。
出航時間は深夜1時。
それまでに敦賀港にたどり着けさえすればいい。
ゆっくりと荷物の確認と積み込み作業をし、
一旦、家に帰って昼飯を食べていた時、見知らぬ番号から携帯が鳴った…
新日本海フェリーです…
実は天候悪化のため…
な、なぬ?
もしかしてフェリーが欠航か…
しかし、オペレーターの声へ続く。
天候悪化のためフェリーの到着が大幅に遅れて、合わせて出航も遅れる見込みです。
およそ、2時間半ほどの遅れの見込み。
なんと、深夜1時から2時間半…
3時半かいな~
ど深夜やんけ、
まあ、明日1日寝てるだけやからそんでもええけど…
はいはい、わかりました。
受付時間はそのままですね、
じゃあ、行きます。
電話を切ってからふと思う。
こっちもすでに雪が降っている。
あれ?港まで3~4時間で行くつもりやったけど、こっちもヤバくないですか?
よし、もう出よう。
早く着いたら待合室で休めばいいだけだ。
ということで、とっとと出発!
こんな感じでスタート。
走り出しはやはり怖い…
超後ろの超高重心
サイドスタンドは使えないほど重心は高い。
そして慣れないスパイクタイヤ。
この組み合わせは、テスト走行を繰り返ししたが、街中の渋滞はなかなか難しい。
北摂から171号を通り京都市内、
そこから湖西へ抜けるバイパスを通って琵琶湖へ、
湖西道路をそのまま走れれば楽なのだが、
原付二種のハンターは下りなければならない。
そして湖西の渋滞に突入。
雪はどんどん多くなる。
しかし、まだこの頃は
気分が盛り上がるね~なんて思えた。
ところが夕暮れになる頃、
だんだんとそんな甘いことは言っていられなくなる。
関西の湿った雪はシールドに張り付く。
あっという間に視界が無くなる。
ハンドルカバーから左手を抜いてシールドを拭う。
指先を払ってカバーに突っ込むのだが、
だんだんとこの行為の間隔が短くなる。
グローブはカバーがあるので、化繊のヒートテックっぽいものだけ。
化繊だから濡れにくいと思ったが、徐々にグローブが湿っていく。
ついにその手動ワイパーの間隔は30秒から60秒とおおいに詰まってくる。
もう、延々と同じことをする。
そして、二重になっているシールドの中までも曇りが発生。
これはやばい。
一旦休憩
今回のお供に連れてきたリラックマも寒そうだ。
しかし、その後の事と比較すれば、こんなのはまだまだ、序の口だった…
続く
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