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西へ・・・東へ・・・・その8

温泉で冷え切った体を温めました。
しかし、脱いだウェアはボトボト・・・・
それを再び身に着け、そして逆さにすると水がこぼれ落ちるようなブーツに再び足を突っ込むのはとても不快・・・
しかし、仕方がありません。
これがバイクの旅なのですから。
 
温泉を後にするとまた下道へ、
そして西方面へ向かいました。
 
ここから木曽路を走ります。
天気さえ良ければ、とても楽しい道中だったことでしょう。
しかし、しとしとと雨は降り続きます。
 
お腹も少し減りました。
ところが、道沿いに目にするのは蕎麦屋ばかり・・・
実は僕は・・・・ソバアレルギーなのです。
それも、とても敏感なのです。
蕎麦屋なんて決して店内などへも入れません。
そんなことを選ぶくらいなら舌を噛んで死んだ方がマシです。
それくらい、ソバアレルギーは辛いし、恐ろしいのです。
はぁ、また蕎麦屋・・・・
ため息しか出ません。
バイクを停めてガイドブックを見たくても、雨が降り続いてそんな気分にもなれません。
もう、昼飯はええか・・・・
ひたすら走り続けます。
とりあえず、岐阜方面へ。
そして中津川ICを目指してみましょう。
そこから先は、そこに着いてから考えよう。
 
オシッコタイムで停まったコンビニで天気をチェックしてみます。
iPhoneのアプリでお天気レーダーも見えます。
中部地方一面を覆った雨雲は真っ青に描かれ、
自分がいる場所すら判別できません。
当分、雨は止みそうにありません。
今後の天気の移り変わりをみると、
夜半過ぎに雨は収まり、明朝から晴れる模様です。
 
さあ、どうする?
選択肢としては、
このままひたすら体力が続く限り走り続け、夜に帰宅する。
どこか、いいキャンプ場を探し、一旦今夜はそこで泊まって、明日の快晴の中、気持ちよく帰る。
 
このどちらかでしょう。
どうせ、雨の中の運転は退屈で他に考えることもないので、うだうだと考えながら走り続けました。
そのうちに中津川IC到着。
さあ、選択の時間です。
ここから高速に乗るか、それとも乗らずにさまようか・・・
 
後者を選びました。
だって、さすらいのライダーですから!
とりあえず、ナビを拡大縮小しながらいじっていると、
現在地からそれほど遠くない場所にキャンプ場とあります。
おお、どんなとこか全く知らんが、行ってみよう!
とナビの言うがまま、進んでいきます。
中津川から北上して下呂温泉方面へ
そしてそこから脇道へそれ、なぜか住宅と田んぼが広がる方向へ・・・・
そして、ナビが到着の合図を知らせてくれました。
しかし、見渡してもやはり住宅と田んぼしかありません。
いったい、ここはどこ?
自宅前で車の整備をしているおっちゃんに聞いてみました。
「地図にはこのあたりにキャンプ場ってあるねんけど、どこですか?」
「いや~~、そんなもんないね~~、ずいぶん昔はあったけど・・・」
えええ~~~
そんな古い情報、地図に載せんなや~~~
結局、キャンプ場はなく、再び街道へ戻ります。
お~の~
今度はツーリングマップルを広げて探します。
また、少し進んだ先を脇に逸れたところにキャンプ場マークがあります。
よし、今度こそ!
とその地点を入力して進みましたが・・・・
 
近くにはたどり着きました。
そしてその周辺を行ったり来たりしてみたのですが、
その地図上のポイントに行くべき道がありません。
どうしてもこれ以上進めません・・・
いったい、どういうことなのか・・・・
他からその場所へ行く道があるのだろうか・・・
結局、最後まで分かりませんでした。
もう一度気を取り直して再考します。
また、少し行った先にもキャンプ場があるようです。
こちらは国道からそれほど逸れていません。
ということはつぶれていたり、道が分からないようなことはないでしょう。
良し!今度こそ!
と意気込んで進みました。
そして、またゴール地点に到着。
ゴールにキャンプ場はありました。
そして、入り口には鎖が張ってありました。
中を覗くと、ここもおそらく何年かは誰も寄りついていない雰囲気が漂っています。
またかよ!
いい加減にしてちょ~~~だい!
とぼやいても仕方がありません。
とりあえず、今夜の泊まる場所を見つけないと、
体がどんどん冷えていきますから・・・・
川沿いにつながったこの街道、
まだ、先にもキャンプ場があるように地図は示しています。
明日は引き返して中津川ICから帰るつもりでしたが、
ここまで進んできては、引き返すのは馬鹿らしい。
明日はこのまま岐阜経由で帰ろうか、
いや、それよりも今夜の場所を見つけないと!
更なる目的地を入力して再発進。
あたりがうっすらと暗くなりかけたころ、
その場所に到着しました。
もう、ラストチャンスです。
ここを逃すと、もう見つけられません。
どこかの道の駅の隅っこの芝生でテントを張るか、
屋根付きのバス停にでも泊まる覚悟です。
 
最後にたどり着いたキャンプ場・・・
開いていました。
そして、サイトも広く、一番うれしい東屋さんがあります!
 

 
 
東屋に荷物を一旦避難させ、
いそいそとテントを張ります。
持参のロープを東屋の柱に張り巡らせ、物干し場を作ってウェアやグローブ、その他を干します。
そして、その下で今夜の食事の用意です。
 
 

 
 
今夜もカレー♡
そしてサイドメニューにスパムの缶詰を付けました。
 
 
 
 

 
 
大盛りカレーにスパム
ちょっと、ボリュームがありすぎでした。
腹もパンパン!
でも、冷えた体にはエネルギーを注入しないとね。
 
またビールを飲んで、今夜は雨音を枕に就寝しました。
 
 
 
 
翌朝!
テントを照らすまぶしい明かりで目が覚めました。
やはり、予想通りの晴天です。
 
 
 

 
 
実はキャンプ場のすぐ横には、清流が流れておりました。
もう少し暖かければ水遊びなんぞ、してみたいものです。
この光景を眺めながらコーヒーを飲んで、
昨日の不快さを一気に忘れ去ります。
これでもか!と濡れたテント、タープ、
そしてウェア類を降り注ぐ太陽のもとに引きずり出して乾かしました。
そして、普段のキャンプツーリングではあり得ないほどゆっくりと時間をかけて整理をします。
テントも寝袋も、次に使うのは何か月先になることだろうか・・・・
しっかりと天日干しして、しまいましょう。
いろいろやっているうちに9時を回りました。
あとはこの青空と新緑を眺めながらゆったりと走って帰ります。
新鮮な緑の光景と香りが、視線の向こうから引き寄せられ、
そして、左右の視界の奥へ飛び去って行きます。
その絶え間ない繰り返しを味わいながら、
さすらいのライダーの旅のエピソードは終わります。
 
 
 
 
おわり
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コメント

No title

波瀾万丈でしたねぇ\(◎o◎)/!
雨の中 目的地が決まらないのはきついですけれど
航続距離が長いので 悩みながら走ることもできますね。
VMAXに乗っていたときは 目的地はとりあえずGS。
その繰り返しでした(笑

No title

お帰りなさい。
いや~、行動力に頭が下がります。
私は走っても日帰りの400km位までなんで関心してしまいます。

No title

いつも 読み応えがあり 自分もツーリングに出かけた気分になります

おつかれさまーっ

No title

オレンジさん、
波乱万丈ですか~~~あははは、ただの無計画ですよ。
その無計画が楽しいのですが・・・
航続距離は無給油で300キロは安心ですよね。
BMWのアドベンチャーなら500キロらしいですけど!

No title

nabeさん
日帰り400キロでも十分じゃないですか
僕もこんなに走るのは年に数回ですよ!

No title

47さん
せっかくの速くて安心、ドゥカ新車ですから
ぜひとも行ってみてくださいませ!

No title

お疲れ様でした GW満喫された様で羨ましいです
でも一人キャンプって夜中がめちゃ怖そうで私には絶対無理
foxさんはタフな心臓を持ってますね

No title

軽トラ野郎さん、
僕だって、野趣あふれる、廃屋となったキャンプ場は怖くて泊まれませんでしたよ!
でも、ビール飲んで酔ってしまえばどこも一緒ですが笑

No title

なるほど・・酔ってしまえば何処でも同じですか
私の場合は一滴も酒飲めないのが問題みたいです

No title

軽トラ野郎さん!
それは残念!!!
怖さにも効く万能薬なのですが・・・・笑

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