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北海道冬季ツーリング 北伐 第三日 その2

ついにまたこの道を走る!
昨年はタイヤが市販のスパイクだった。
スパイクと言っても、スノータイヤがやや、ほんのわずかに、かろうじてアイスバーンを走れる、という程度。
真っ白な路面など、本当に怖かった。
怖くて怖くて、まっすぐに走るだけがこれほど辛いと思ったことはなかった。
オロロンも、すべてを走りきることができなかった。
しかし、今年は違う!




特製スパイクは不安感は微塵もない!
これほどの道を夏と同じ感覚、速度で走れる。
驚くべき性能だ。
それにこのバイクにはアウトリガーもある。
本来なら特製スパイクであってもタイヤの空気圧を調整しながら、
完全雪道なら空気圧を落とし、
しっかりとスパイクが食いつくようにすべきところ。
しかし、あまりに落としすぎると昨年のようにビートずれでパンクの恐れもある。




少々滑ってもアウトリガーでリカバリーできる!
気づくと驚くようなスピードになっていた。

人は調子が良いと過信、油断するもの。




今年もやらかしてしまった。
突然、吹きだりに突っ込んだ。
見た目にはそれまでと全く変わらない。
なのに、風でこの雪が厚く積もっている。
そしてその下はゴツゴツといびつな氷の塊。
あっ!
と思ったがスピードが上がり過ぎていた。




ハンドルを取られ左右にスライド
アウトリガーがなければ一瞬で転んでいただろう。
だが、アウトリガーのおかげですぐには転ばなかった。
しかし、リカバリーできなかった。
バランスを失った車体は左右に2度ずつくらいアウトリガーを路面に擦りつけた後、
大きく傾いて、重心はアウトリガーを超えた。




とっさに下敷きにならないように車体を蹴り出して路面に飛び出した。
おかげでおケツをシコタマ、氷に叩きつけた。



ケツ痛い!
ケツ痛い!
ケツいた~~~~い!


何度、言ってみたところでおケツの痛みはなくならない。


センターライン付近で転がっている車体を路肩に引っ張り、とにかく考える。




車体は起こせるか?
荷物を、積んだまま力一杯引き起こすとなんとか起き上がった。

ダメージは?


左のアウトリガーがもげている。
左のサイドバッグももげた。


エンジンは?



ニュートラルに入れて掛けると特に問題無く掛かった。


これでレスキューのお世話にはならなくても良いだろう。
もげたバッグは?
最悪、いまの荷物の上に積み重ねれば問題無し。
とりあえずフックが片方だけ壊れているがもう片方は大丈夫なのでヒモで縛ればなんとかなる。


残るはアウトリガーだ。




このまま、諦めて外してしまうか、
そうなると面倒な空気圧管理が必要だし、
それでも市販スパイクの100倍素晴らしいとはいえ、絶対にこけないとは言えない。


さあ、どうする?
これを修理するには溶接設備が必要だった。




とにかくもげたスキー板を積んで稚内を目指す。
稚内はそれなりに都会だ。
自動車修理ができる板金屋か、鉄工所の1つくらいあるだろう。
ガソリンスタンドで自動車修理工場を教えてもらい、
自動車修理工場で鉄工所を教えてもらい、
なんとか日のあるうちに富田工業さんに飛び込んだ。




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