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超、きもい男・・・

この旅で一番、気持ち悪い思いをしたことをここに記そう。

それまでも、わざわざはるばると東北まで来たのに、
俺のバイクのナンバーを見て、
「わたしも大阪からです・・・ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ・・・・・」
「俺も神戸からやねん・・・ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ・・・・」
なんでわざわざ、そんなんと話し、せなあかんねん、
「あ、そう、ふ~ん、へ~、ほ~、は~・・・」
それでも話を止めない奴には
「俺、人と話しすんの嫌いやねん」
とはっきり追っ払う。
俺はこのまったりとした時間を楽しみにここまで来たのだ!
ずいぶんと前から計画して、休んでも仕事がうまくいくように調整し、
事前に何十時間も残業をこなして、ようやくここに立っているのだ!
邪魔をするんじゃない。
俺に話しかけても良いのは、青森や秋田、東北で生まれ育ったおばあちゃんやおじいちゃんだけ!
東北まで来て大阪の奴としゃべるなんて、
ハワイでたこ焼き食うようなもんや!!
そこやロコモコやパイナップルやろ!
というようなことが2,3あった。
まあ、そんときだけ面倒くさい思いをしたのだが、
それを数万倍上回る、ちょ~~~きしょい奴がおったのだ!!!

それは忘れもしない、旅の最終日、
南三陸町まであと10数キロといったあたりだった。
俺は少し、急いでいた。
その日は朝早くに出発したのだが、寄り道をしすぎた。
三陸沿岸は走っても走っても地図上の位置は少ししか動かない。
ワインディングは気持ちは良いのだが、距離があまりに長い。
いつの間にか、予定していた時間はとうに過ぎていた。
南三陸町のさんさん市場までは絶対行こうと思っていた。
しかし、そののち、女川町や石巻まで回ってから宿営地まで行くか、
それとも、その2か所はあきらめて、市場でまったり過ごして、
晩飯のおかずを仕入れてから宿営地へ向かうか、走りながら悩んでいた。
いずれにせよ、太陽は傾きかけている。
早めにさんさん市場に向かおう。
R45が八戸から三陸を抜けて仙台へ向かう唯一の国道。
八戸あたりではすれ違うトラックも少なかったが、
南へ向かうにつれ、その数はどんどんと増えていく。
ということは当然、同じ方向へ向かうトラックも増えているはずだ。
ずっとトラックの後ろを走る状態が続いている。
追い越し禁止区間を過ぎれば、すぐさまトラックを追い抜くが、
しばらく走るとまたトラックの後ろについてしまう。
そんなことを延々と繰り返していた。
するとそのとき、トラックを追い抜いた先で、乗用車の後ろをハーレーが走っていた。
ソフテイル・スプリンガー
俺もハーレーに乗っていた時期があるから知っている。
バイク自体は悪いわけではない。
しかし、わざわざリアのスイングアームをリジッド風の形状にして、
リアサスペンションが見えないようなデザインにし、
フロントフォークもテレスコピックフォークではなく、
トップブリッジ付近にスプリングを露出させた、スプリンガーフォーク。
それがソフテイル・スプリンガーだ。
当然、リアサスもフロントサスも性能は良くはない。
しかし、これは完全に好みの問題だ。
俺はバイクは性能が高い方が楽しいもんだと考える。
それをわざわざ、古いデザインと性能を採用する理由がよく分からない。
単純に古いバイクが好きで、当時の最先端だった技術を楽しむ、
というのは分かる。
しかし、性能をわざわざ落として乗る輩の気持ちはさっぱり理解できない。
さらに爆音を響かせる違法マフラー。
これも嫌だ。こんなマフラーではキャンプ場で朝早くに移動出来ない。
周りで寝ているキャンパー、皆が迷惑する。
旅するバイカーは静かにさわやかに走り出さねばならない。
何度もいうが、これは好みの問題。
服を買うときに、俺は赤が好きだから赤を買う、いや俺は白が良い、
というのと何も変わらない。
だからソフテイル・スプリンガーを悪くいうつもりはない。
あれはあれでいいと思っている。
だが、俺は選ばない、そういっているだけだ。
長くなったが、そのバイクに乗った男が乗用車の後ろでのんびり走っていた。
その男の格好がひどい!
ま、これも好みの問題だが、ださい!
薄汚れて黄色くなったTシャツ、薄汚いジーパン、シールド無しのジェットヘル。
この時点でダメ!!
バイクという乗り物をなめている。
どれだけ自信があってもバイクに乗るときにはキチンとした格好をしたい。
それがバイク乗りだ!と俺は思う。
これも好みの問題だが。
でも、安全をしっかり担保したヘルメットとウェアでないと、バイクを長く楽しむことも出来ない。
そもそも、仮に転倒したとしても、ヘルメットやウェアの安全性が不十分だと、
その場で「いて~な!」と言いながら起き上がって再び走り出せるか、
救急車の世話になって、周囲の他人や家族に迷惑を掛けるかの違いが生まれるのだ。
だからバイク乗りとしては、正しい姿で走りたい。
それが俺のモットー。
また、その男の荷物の積み方も最低だった。
そ、これも好みだけど。
こいつは、わざわざいろんな物をあちこちにこれ見よがしに縛り付ける。
いかにもキャンプして回っている、と言う雰囲気を出そうとしている。
サイドに張り出したサドルケースにコットン製の大きな寝袋を、
バッグにも入れずに裸で縛り付けている。
NO!!
まず、コットン製の寝袋がダメ!
重い!かさばる!濡れたら乾かない!
しかもそれを裸でぶら下げる。
雨が降ったり泥がはねたりしたらあかんやろ!
そして、最後に汚れたタオルの端を荷物に縛って、
ヒラヒラとタオルをなびかせながら走っている。
何もかもがNG!!!!
シュラフは機能を優先してライトダウン。
軽く、圧縮すると見事に小さくなる。
それをシュラフバッグではなく、防水バッグに詰めてパニアの中に入れる。
こうすれば、嵐のような暴風雨でもシュラフは濡れない。
朝、キャンプ場で使ったり、温泉で使用した濡れたタオル。
これも小さくたたんで目立たぬようにして、
荷物を縛っているゴムに挟んでおけば、1時間も走れば乾いてしまう。
それをいつまでもヒラヒラさせて、俺は旅してる~というのがあかん。
そう、なにもかもが俺のバイカーとしての美意識とかけ離れている。
こんな薄汚いバイクの後ろを走って、周りから仲間かと思われたら絶対にイヤ!!
そう、だからチャンスを待って一気に抜き去った。
当然、法律の範囲内で。
そして、しばらく走ったら信号で止まった。
すると、それまで車の後ろで走っていた男が、黄色センターラインも意に介さず、対向車線にはみ出して車を抜いて俺の後ろの並んだ。
ぞわ~~~
なんや、こいつ・・・・
一気に抜いたのがそんなに気に入らんか!
何する気やろ・・・
いきなり気持ち悪さが倍増した。
よし、引き離そう!
信号が変わるとすぐさまフル加速(法律の範囲内で。)
そして、追い越し可能区間でどんどんと前方車を追い抜き、
男がミラーから消えるまで、必死に走った。
しかし、かならず信号が待っている。
そこで停車してミラーを見ていると、また男が黄色線をはみ出してやってくる。
そして、俺の後ろに止まる。
ゲッ!!こいつ、ストーカーか?
それとも今はやりの煽り運転か???
しかし、バイクがバイクを煽り運転だなんて聞いたことない。
こいつ、次は隣に止まっていきなりバイクに蹴りをいれてくるんやないか?
それとも、突然、殴りかかってくるのか?
いったい、なにがしたいんだ?????
こいつは俺のナンバーは見てるけど、俺はこいつのは見ていない。
断然、俺が不利な状況だ。
気色悪さは最高潮に達した。
なんやねん!こいつ!
汚いバイクに汚い格好しやがって、俺に何をする気じゃ~~~~
そんな追い抜きと停車を、南三陸町に入るまでの10数キロの区間、
延々と繰り返していた。
そして、次の信号で止まった瞬間、男が俺に叫んだ。
「○×△□#$%&・・・」(男)
「あ?なんや?」(俺)
絶対に気迫で負けられない、来るなら来い!
男が再び叫んだ。
「北海道からの帰り?」
全く予想をしなかった問いかけ。
俺は確かに小樽から函館まで走って大間に渡った。
しかし、そんなことを言ったら、絶対に男とこれ以上話すことになる。
なんとしてもそれは避けたい。
俺は叫んだ。
「違う!」
男が叫んだ。
「え?北海道からじゃないの?」

「ちがう!!!!」

信号が変わった。
男はそれ以上は何も言わず、そのまま進んで行った。
訳が分からない。
目の前にはさんさん市場があった。
俺はウィンカーを出し、市場に向かった。
汚い男は真っ直ぐに進んでいった。


気持ち悪かった~~~~
あ~~気持ち悪!
何がしたかってん!!
結局、本当に何がしたかったのか、全く分からないが、
俺が北海道からの帰りだといえば、
「え?今日はどこでキャンプすんの?一緒に行くよ」
てなことになってたのだろう・・・
あんな薄汚い野郎と誰が一緒にいてやるもんか!
まあ、とにかくこの旅で一番の嫌な思い出だ。
もう、二度とあんな男に追いかけられたくない。
俺の美意識に反するバイクを見たら、次は絶対に避けよう。
そう俺は心に決めた。


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コメント

No title

初めてましてで どうしてもコメントしたくて。

仕事中、サボりながら 机上で笑いを我慢できませんでした(笑)

お疲れ様でした!

No title

> かめのさんさん
こんなくだらない駄文をお読みいただき、感謝感謝です。
でも、この話はなんの誇張もない事実なのです。
ホントに怖くてビビりながら走ってました。
もう、あんな汚い奴がいたら絶対に追い越さずに違う道を行きます!

No title

> foxさん
それが正解かもしれません。

乗り方、乗る格好 好みでしょう
好みは 私もfoxさんと同じですね

なかなか楽しい旅をなさってるようで ファンポチッとさせて頂きます。

No title

> かめのさんさん
ありがとうごじぇえます。また旅に出たらいろいろ書きますのでお読みください。

No title

そんな事があったんや~
そんな奴に成らんよう
気いつけます

No title

やぶちゃん!
今、やぶちゃんらしいなぁって
笑いながら読んだけど……

ふっ!と、
ん?あれ?

そう言えば、俺、北海道でタオルヒラヒラさせてたなぁ~
それにデッカいRV-BOXにこれ見よがしに北海道の各地の
ステッカー貼って、北海道走ってるぞぉ~って
雰囲気醸し出してて……
結構、ハーレー野郎に似てるかも!?

ん?あれれ?
まさか!そう見えてるん?

ぎゃぁーーーーーー!

って、思ってしましました!笑笑( ^∀^)

No title

> さぶきちさん
嫌でしょ~そんな薄汚い男に追い回されたら!
ホンマに訳がわからん男にでしたわ!

No title

> ジロー(・◇・)/~~~さん
いや、ジロちゃんはそんな風には見えないよ!
清潔感が全く違うから。
薄汚い男は見てるだけで匂ってきそうなくらい汚らしかったんだよ。
ヒッピー風と言ったらいいのかな。
そんな感じ。

No title

> さぶきちさん
さぶじいさまはそんな風にはならないと思いますよ!
あの男は人の気持ちの分からない自己中男でした。

No title

あー
ヒッピーなんですねぇ!
じゃあ良かった!

何せ、俺の方は、可愛いスキンヘッドにして北海道に行ったんで
全然違いますね……笑笑( ^∀^)

No title

> ジロー(・◇・)/~~~さん
爆!!

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