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旅、3日目 その3







かなり険しい県道を抜けると小さな集落があった。

ここにぬいどう食堂という店があるらしい。
あった!
バイクを店の前に止めるとおばあちゃんが出てきて、
ウニありますよ!
との声。
まだ何も聞いてないけど、そう言われたらウニ食べないわけにはいかないよね。
バイクを店の脇に移動させて店内に向かう。

中にはおばあちゃんが二人。
先程のおばあちゃんが
ウニ丼でいいですか?
と聞いてくる。
いや、ええねんけど他に何あるの?
あ、そうね、いろいろありますよ、でもウニは今朝採ってきたやつだから。
あ、おばあちゃんが採るの?
主人と一緒に箱メガネで採るの。
あ~そういや、なんかで見たことあるな、
奥さんが船を漕いで旦那が箱メガネで海を覗きながらカギ付きの棒でウニを採る漁、あれのことか。
今朝、2時半に起きて、さっきウニの殻をむき終わったとこなの。
へ~、2時半から今の10時までずっと働いてるの?
すげえ、働き者やね、おばあちゃん。

そこまで言われたらウニ食べないわけにはいかないよね。

ウニ、こんなに味わい深いものだったのか~
そしてこんなに甘いのか!
普段、店に出ているウニとはまるで別の食べ物。
だって、この目の前にいる人が採って、殻をむいてご飯によそってくれるんだもの。
新鮮さがまるで違う。
そうそう、醤油はかけないで、と注意された。
海水がそのまま残っているから塩味が効いてこの方が美味しいからと。
確かに美味しかったよ。
こんなに美味しい、たっぷりのウニ丼は他では絶対食べられない。
おばあちゃん、ウニいくつ入ってるの?
数十個、数えられない、
だそうだ。

ありがとうございました。おばあちゃん。
ご馳走さま。









ウニ丼は朝ごはん。

そのまま下北半島をさらに南下して、ぐるっと回って東岸に出た。
このまま南に下ると六ヶ所村がある。

そろそろガソリンを入れようか。
ガソリンスタンドで給油してくれているおばあちゃんに尋ねてみた。
この辺りで美味しい昼ご飯が食べられる店ある?

ありますよ、少し戻りますけど、ご案内しますよ。

いやいや、案内まではいいですよ、

いえ、道が分かりにくいので店まで連れて行きますよ、

まあ、そこまで言ってもらえるなら行くしかないでしょう。

給油が終わるとおばちゃんは店の少し若いにいちゃんに給油車で案内するように伝える。
わけもわからないままに、その給油車についていく。

そのまま3キロも走って村の中に行くと…
こんな店、絶対に観光ガイドには載らないだろうというようなくたびれた店。
ほー、こんなとこにこんな店が。
中に入ってみるとアウェイ感がハンパない。
しかし、臆さずに尋ねる。
この刺身定食て何入ってるの?
イカとエビとサクラマス
へ~、サクラマスねぇ
じゃ、それで。
出てきました。






サクラマスはこの辺りで獲れるらしい。
川に残る個体はヤマメ、海に出る個体はサクラマスになる。
しかし、こんなに分厚くて大きなサクラマスは初めて食べる。
いやぁ、美味いなぁ、本当にいい経験だ。

海の幸で朝飯、昼飯をいただいた。

続く
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コメント

No title

もう非の打ち所がないないですねぇ笑笑
やっぱり土地の物食べないとねぇ( ^∀^)

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