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Chris Birch という男 その8

コーチング2日目の朝・・・・



猛烈に身体中が痛い!
特に太ももの前部、膝の上から20cmくらいまでの間。
もう、スクワットを500回くらいやったような痛さ!(そんなにやったことは無い。)
実は昨日のコーチング1日目、私は無転倒で終われた。
しかし、今日は自転車でも転びそうな勢いだ。これは厄介だ。
 
2日目、座学はもうない。
軽く挨拶があった後、すぐに乗車開始。
そのために実技に使える時間は昨日よりも多い。きっとハードな一日となるだろう。
 
昨日に引き続き、というよりも2日目は完全に順序がバラバラです。気にしないでください。
 
ジャンプ
ジャンプはできるだけ低く飛び、大きく飛び上がらない。できるだけタイムを縮めるようにする。
(このあたりはエンデューロレースのことを話していたのだろう。)
そのためにはジャンプの頂上に至るまでに伸びていた上体を屈めて、
つまり、ホイールベースを底辺とした三角形を、上下に高い三角形から低い三角形に変える。
ジャンプを踏み切る際には一番縮んだ状態。そして、頂点を越えたらすぐに三角形を伸ばす。
 
良いジャンプの例

 
平坦部から頂点へ掛けて、ホイールを底辺とする三角形を上下に縮める。
サスペンションも縮む。
頂点を過ぎたところから三角形も伸ばしていく。
サスペンションも伸びていく。
すると、ジャンプしているにも関わらず、頭の高さはまったく変わらず、
横から見ると頭は水平に移動していく。これが理想。
車体は短時間で着地するのですぐに安定して走れる。
(飛んでいる間は不安定なので早く着地させるほうが良い。)
ジャンプ台が大きくなっても基本は同じ。
 
続いて悪いジャンプの例

 
上体が伸びきったまま、車体が大きく飛ぶ。
車体も長時間、距離も長く飛ぶ。
しかし、これはエンデューロのジャンプとしては悪い例。
 
フルブレーキング
上体を低くし、胸をタンクに近づけて三角形を縮めた形にする。
リアはフルブレーキ。ロックしたら離す、そしてまたロックさせる。
ロックするタイミングをつかむ練習。
続いて、ABSモードをOFFROADでフロント、リア、フルブレーキング。
また、ABSモードをOFFにして同じこと。
このようにして、フルブレーキング時の挙動を身体に覚えこませる。
忘れてはいけないのが、常にフルブレーキング時は上体を低く、三角形を小さくする。
こうして、ブレーキング時の身体の重心が前後に移動することを防ぐ。
 
パワースライド
コーナーリング時にパワーを掛けて車体をスライドして曲がる。
このとき、アウトにお尻を突き出して、頭もアウトの姿勢。
コーナーでその姿勢でバイクを倒したらアクセルをガバっと開ける。
しかし、車体がスライドして曲がろうとすると反射的に逆ハンを切ってしまい、
どうしてもスムーズには曲がれない・・・・結構、難しい・・・
これも平地でひたすら何度も練習、練習・・・
 
ブレーキターン
先のパワースライドと同じ姿勢でコーナーへ突っ込み、すかさずリアをブレーキング。
リアがロックしてもスリッパークラッチが入っているのですぐにはエンストしない。
車体が停車しそうになったらクラッチを少し切ってエンストを防ぐ。
そしてまたすぐにクラッチを離してアクセルを開ける。
これはこれで、また難しい。クラッチを切るタイミングが遅いとエンストする。
 
この過程あたりからどうやら膝と太ももが限界に達した。
なんにもないところでポテポテとコケ始めた。
しかし、どれもいわゆる立ちゴケ程度なので、プロテクターでがっしりと守られたアドベンチャーはどうって事ない。
 
パワースライド、ブレーキターンができるようになったら、
これらを組み合わせてブレーキターンからパワースライドでコーナーを小さく回りきる。
このあたりから、かなり難易度は上がってくる。なかなか上手くいかない。
そして、気力、体力もかなり消耗・・・・
 
ショートコースへ出て同様のターンにチャレンジ。
もっとできない・・・・まあ、むつかしいです。
 
ここまできて、ようやく今教えられていることが、モトクロスコースを基本に忠実に走るため、
パーツごとに細かく区切って練習し、それを組み立てると完璧に出来上がる完成予想図があったことに気づく。
クリス バーチ、すげえやん!
これでできないのは、単に個人のセンスと練習の不足によるもの。
センスがあり、練習時間さえもっと取れれば、この程度のコースなら先生に近づける、ということでした。
このショートコースをクリス並みに走れれば、相当にカッコいいぞ!!
さあ、おかちゃん、がんばれ!俺は応援するぞ!!
 
どこかで昼食の弁当をはさみ、さらに練習。
 
今度はスタンディングでのハンドルフルロックターン。
ハンドルを限界まで回し、その状態で転倒しないように小さく回る。
これもまた、超むつかしい!
先のスタンディングターンよりも更にお尻を限界までアウトに出し、
頭も限界までアウトに出す。自分の目で、フルロックまで切ったフロントタイヤの後部が上から見えるくらいに出す。
先生、そんなん、無理っす・・・・
それくらい身体をアウトに出すと、相当に車体が倒れるので、フルロックでも回れる。
エンジンはエンストしないように回転は上げ気味、クラッチ操作で半クラを利用して回り続ける。
ここで、ストン、ボテ、ストン、ボテ・・・となる・・・
 
登坂中のギブアップの仕方
これが大変ユニークで、かつありがたいレッスンだった。
登坂中、これ以上登れない!と思ったらアクセルを閉じ、クラッチは切らない!
すると、当然エンストする。これが最初はなかなかできない。どうしてもクラッチを切ってしまう。
クラッチを切ると、当然後輪はフリーになる。
坂の角度がきつければきついほど、リアタイヤに加重される。フロントタイヤの加重はほとんど無い。
そこでフロントブレーキを掛けてクラッチを切ってもまったく止まれず、そのまま真後ろにずり落ちる。
よって、クラッチを切らず、エンストさせてリアタイヤを強制的に回転を止める。
加重の掛かったリアタイヤが止まるため、車体はずり落ちることなく止まる。
次に後方確認。今いる場所から右下が広いか、左下が広いか、を確認する。
右下が広ければ、ハンドルを右にフルロックさせ、ゆっくりと半クラにしてリアタイヤを回転させてバックする。
このとき、いきなりクラッチを切らない。ゆっくり、ゆっくり。
左足のつま先でしっかりと左ステップを踏み込み、車体は右に、つまり斜面の山側に傾ける。
右足は車体の遠くに置き、車体が山側に倒れてしまわないように踏ん張る。
意外とこのバックも簡単そうに見えて難しい。
車体が90度回転したら、次はハンドルを左右に大きくフルロックするまで何度も振る。
すると、徐々にフロントタイヤは滑りながら車体は坂の下へ向いていく。
このときもリアはエンストしたまま、クラッチは切らない。
車体が下に向いたら、クラッチを切って惰性で下りるか、もしくはエンジンを掛けて下りる。
これができるようになれば、途中で止まっても怖くなくなり、いろんな坂にチャレンジ出来るようになるわけです。
なかなか、地味やけどすごいテクニックでした。

ちょうど90度回ったところ↓
 

 
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