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Chris Birch という男 その5

まず、このブログは普段は自分自身のために書いている。
今回も本来は自分が学んだテクニックを忘れないために書くべきだった。
しかし、あまりのクリスのコーチングが素晴らしく、多くの人と共有したいという願いから、今回は特別に詳しく書くことにした。
だが、やはり自分自身のための部分にも時間を割く必要がある。
よって、コーチングの中でも大切だった部分はしっかりと書き残そう。
興味のある人にとってはこれも喜ばれるだろう。

さて、クリスは現在、コーチングを職業としているだけあって、想像をはるかに上回る丁寧さで講義が始まった。
なんと、座学だけで1時間以上に及んだ。

主な内容は、乗車姿勢、重心位置など、かなり基本的なことが多く含まれるが、
その一つ一つがしっかりと論理的に説明され、実に興味深かった。

以下、私が理解した講義内容を記す。
ただし、理解不足により、間違ってとらえている可能性もあるので鵜呑みにはしないでほしい。
他、一緒にコーチングを受けた仲間で、そこ違うよ、ということがあればこっそりと教えてほしい・・・・

乗車姿勢
ハンドルの持ち方は両手の小指側の腹でグリップの外側をしっかりと上から押さえこむ。
肘は左右に張り出す。脇は決して閉めてはいけない。
なぜならば、ハンドルの上で上半身を左右に移動させる場合、脇を閉めていては可動範囲が小さくなる。
ハンドルバーを思い切り左右に振りだすにはしっかりと脇を開き、さらに肘は軽く曲げる。
ハンドルの上で腕立て伏せを行うようにイメージする。
すると指先は自然と内側に向くようになる。
ハンドルバーの両端にあるグリップを握る角度は、ロードバイクとは若干違ってくる。
そこで、そのまま握ったのでは右手にあるスロットルの開閉はしにくくなる。
よって、右手はドライバーを握ってネジを回すイメージでスロットルを握る。
左手も同様。
フロントに加重が必要な時、先ほど説明したグリップの握り方、脇を開いた腕によって体重をフロントに加重する。腕立て伏せのイメージだ。
脇を閉じていたらしっかりと加重もできないし、左右にバイクを(体を)振りたいときに可動範囲が小さくなる。
また、ハンドルバーをライズしている人が多いが、このアドベンチャーに限ってはその必要はない。
全て適切な高さだと言える。これは身長が違っていても問題はない。
ハンドルバーはなるべく低くし、フロントフォークからの距離を短くしてその操作をしやすくするためだ。
ハンドルバーの設置角度も重要だ。グリップの位置はフロントフォークの延長線上とし、
ハンドルに加重した体重がしっかりとフロントフォークを通じてフロントタイヤに伝えられるようにする。
チョッパーのようなアメリカンバイクでフロントに加重ができるかい?
ブレーキレバー、クラッチレバーは人差し指1本、もしくは中指を含めた2本で行う。
このため、レバー操作に大きな力が必要な場合にしっかりとした操作ができるよう、
レバーはグリップから離れた位置に設定し、なるべくレバーの外側に人差し指が掛かるようにする。
これは支点を力点から離し、小さな力を大きく伝えるテコの原理だ。
また、レバーの高さは真横から見て、水平からやや下に向く程度にする。
あまり下向きにすると操作がしにくくなるので要注意だ。

クリスの説明はよどみもなく、しっかりと論理的で理解が非常にしやすい。

ステップにはつま先で乗るようにする。
土踏まずで乗ると、体重が掛けにくいことと、下から突き上げるような動きがあった時、そのまま下から脚に動きが伝わる。
つま先で乗っていれば、足首を屈伸させることでサスペンションの役目を果たす。
足首を延ばせば重心が上がり、曲げれば重心は下がる。全身を使って上下動を使える。
この時、ブーツは土踏まずでステップに乗るよりも後ろに位置する。
そうするとタンデムステップに当たる.。よって、タンデムステップは通常は外す。
タンデムステップはタンデムする時だけつけよう。
リアブレーキを使用する場合、つま先でステップに乗っていては操作ができない。
その時は右足はやや前に出してブレーキを操作できる位置でステップに乗る。
また、この姿勢でブレーキ操作ができるようにリアブレーキはステップよりもほんの少し低い位置にする。
普段の乗りやすさからリアブレーキを低く設定している人がいるが、その場合はスタンディングでは操作がしにくいので変更が必要だ。
チェンジペダルの操作はその都度、左足を前に移動する。
この場合も土踏まずでステップに乗ってつま先を左に回してチェンジペダルの上下に移動することはしない。
その都度、つま先をペダルの上に出したり、下に差し込んだりという動きとなる。
ステップにつま先で乗っているときも、つま先の向きに注意する。
つま先はなるべく内側に寄せる。外へ向いていた場合、フロントが跳ね上げた石に当たったりして大変危ない。

下半身はしっかりと両膝でニーグリップを行い、背は反らせる。
尻を後ろに突き出すようにして乗車姿勢を決める。



この時、フロントホイールの中心とリアホイールのの中心を結ぶラインを底辺とする三角形をイメージする。
頭を頂点してみるとそれが乗車姿勢の三角形となる。
頭の重さが約7キロ、ヘルメットが約3キロ、合わせると約10キロの重りが頂点に乗っていることになる。
よって、この重りの位置を変えることによって重心移動も可能となる。
ニーグリップ、および姿勢がしっかりと決まればハンドルから両手を離してもご覧のとおり。



このようなポジションが理想だ。
この状態で背中を押してみるかい?
どうだい、押されても上体は動かないだろ?
これが姿勢が決まっていないと背中を押されると上半身は前に倒れる。
これが押されても倒れないよう、ニーグリップをし、尻を後ろに突き出し、背中を反らす。
これはブレーキング時、加速時に身体の重心が移動してしまわないようにするためだ。
また、この前後ホイールの中心と身体の重心で作る三角形は常に一定の大きさではない。
状況によって、三角形を縦に伸ばしたり、縮めたりして重心を上下に移動させる。



これは先よりも重心を低くした姿勢。
つまり、これで三角形は低くなった。
肘はより左右に張り出して上体を低くする。
胸をタンクに近づける、低くする、というイメージを持つと分かりやすい。
膝から下はどのような状態でも常に同じ位置となる。

左右に重心を移動させる場合、上体だけを左右に動かすのではなく、膝から上の腰をしっかりと左右に振ることが大事だ。お尻をしっかりと左右に突き出すようにする。黒人のダンスのようなイメージだ。

このように膝から上の身体全体の重心の上下移動、左右移動によってバイクをコントロールする。

バイクはバランスの乗り物!
かなり論理的に理解しやすく講義が進んでいった。


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コメント

No title

今日、林道をつま先で乗ってきましたが、ふくらはぎがつりそうに
なりました・・・(T_T)
スポーツクラブのカーフレーズマシンと同じ原理なので鍛えないと
ロングでは使えませんね・・・(^-^;

No title

> ブルーベアさん
ああ、そんなマシンありましたね。
肩の上から重しを乗せるやつですよね?
あれは地味に効きますね・・・

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